いびき、睡眠時無呼吸症候群の検査

  • 検査の対象:睡眠中のいびき、無呼吸を家族から指摘されて、検査をしたい方
  • 日中の強い眠気や、起床時に熟睡感が無い、口が渇いている、起床時頭痛、夜間に何度も目が覚めるなど、無呼吸の可能性のある方
  • 眠気の問診票で11点以上だった方。(16点以上は早めの検査が必要)
  • 検査の方法:当院では簡易検査をしております。検査機器を貸し出し自宅で睡眠時に呼吸状態の検査をして頂きます

検査の流れ

診察 問診

いびき、無呼吸など睡眠状況、日中の眠気などお聞きします。あらかじめ、自宅などで眠気スコア・いびき・無呼吸の問診票に回答していただくことも出来ます。鼻腔、口腔、咽頭を診察します。

簡易検査の予約

貸し出しの検査機器の自宅への宅配の案内をします。

自宅で検査をして下さい

検査機器を受け取ったら、寝る前に手や鼻にセンサーをつけます。いつも通り睡眠をとり、翌朝検査機器を外せば検査は終了です。これにより、睡眠中の無呼吸がどの程度起こるのか、おおよその判定をすることが可能となります。

器機の返却

二晩検査をしてから、検査機器を宅配で返却していただきます。

再診 検査結果の説明

結果がわかり次第連絡をします。検査の結果、無呼吸の程度の強い方はCPAP治療の対象になります。CPAPを保険適応でご使用いただくには月に1回の受診が必要となります。

精密検査

当院の簡易検査でAHIが20~40の方または無呼吸症候群の判断が難しい場合は、一泊入院の精密検査が可能な医療機関をご紹介しております。

AHI(無呼吸低呼吸指数)点数
20以下経過観察・
20~40要精密検査
40以上CPAP療法

簡易検査で無呼吸低呼吸指数が20回以下なら経過観察、20~40回なら1日入院する精密検査を、40回以上ならCPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)が適応となります。

日中の眠気スコア

日中の眠気を評価できます。8項目の眠気の項目を数字で答えて点数を合計してください。(眠くなる=うとうとする)

日中の眠気チェック項目点数
1座って何かを読んでいるとき0,1,2,3
2座ってテレビを見ているとき0,1,2,3
3会議、映画館、劇場などで静かに座っているとき0,1,2,3
4乗客として1時間続けて自動車に乗っているとき0,1,2,3
5午後に横になって、休息をとっているとき0,1,2,3
6座って人と話をしているとき0,1,2,3
7昼食をとった後(飲酒なし)、静かに座っているとき0,1,2,3
8自分で車を運転中に、渋滞や信号で数分間、止まっているとき0,1,2,3
合計点

8項目の合計点が11点以上の方は無呼吸症候群が疑われます。早めの検査をお薦めします。

合計点数検査
16点以上すみやかに検査
11点から15点早い時期に検査
6点~10点要注意
5点以下問題なし